去る5月23日、さわやかな気持ちのよい天候に恵まれ、総勢28名で出発した。特に25回卒の参加者は11名と全体のの40%を占め盛り上げてくださったのはありがたい存在であった。今回は久しぶりに茨木方面、まずは筑波海軍航空隊記念館での見学。ここはかつて陸海軍が行った体当たり攻撃(特攻)の実行が最初に決められた地、すなわち特攻の悲劇が生まれた地として、戦後本遺構はその歴史的な重要度から高い文化的価値を持つ。私は、初めて訪れたのだが、記念館に展示されている当時訓練を受けていた高校生や大学生の手紙や寄せ書き等から彼らの心情に触れ、改めて戦争の悲劇に思いを馳せた。同時に、鹿児島の知覧特攻平和会館での体験を想いだし、終戦直前に散った若い生命の無念さを重ね、平和への強い祈りを想わずにはいられなかった。昼は那珂湊で新鮮な海鮮料理をいただき、買い物を楽しんだ。続いて、リニューアル叶った「アクアワールド」で海洋生物にふれ、イルカショーを楽しんだ。バスの中では恒例の自己紹介でその人間性や人となりにちょびりふれたのも楽しい時間であった。予定通りの行程を終え、春日部駅に到着した。窓外の新緑に癒され、温かい会員の皆さんと触れ合いながらの短い旅ではあったが、収獲のある楽しい研修旅行だった。幹事さんたちのお骨折りに心から感謝いたします。